東大英語の要約・英作文の添削を活かす復習法|東大理三志望者のためのビフォーアフター例つき
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東大英語の添削を、
自分で書ける答案へ。
東大理三志望者のための、要約・自由英作文・和文英訳の添削活用ガイド
「要約は文法的におかしくないのに、なぜ評価されないのか」「英作文の赤字は分かるが、次の答案でも同じ指摘を受ける」。東大理科三類(理三)を目指す受験生にとって、東大英語の要約・英作文の対策では、添削された答案をどう復習するかが大切です。
添削では、表現の自然さだけでなく、設問の要求に答えているか、必要な情報や根拠があるか、論理がつながっているかを確認します。修正後の文章を読んで終わらず、指摘の理由を説明して書き直すところまで進めましょう。
結論:東大英語の添削を活かす復習の基本
要約は「本文の主張と論理関係」、自由英作文は「設問への回答と具体的な理由」、和文英訳は「原文の意味の保持」を先に確認します。そのうえで文法・語法・表現を直し、添削を閉じて自分で書き直し、別の答案でも同じ判断ができるか確かめます。
この記事でわかること
- 英語の添削で確認する5つの観点
- 要約のビフォーアフター|本文の主張と論理関係の残し方
- 自由英作文のビフォーアフター|理由を具体例で支える書き方
- 和文英訳で原文の意味を保つポイント
- 添削後に自分で書き直す4段階の復習法
以下の英文・設問・答案は、添削の観点を示すために本記事用に作成したオリジナル教材です。東大の過去問、実際の受験生の答案、大学の公式採点例ではありません。字数・語数の指定も、本記事の練習用です。
参考|東大の第2次学力試験「英語」
- 試験時間:120分(うち聞き取り試験30分)
- 配点:120点
- 文科各類・理科各類で共通。一部はマークシート形式
出典:東京大学「令和7年度東京大学入学者選抜(一般選抜)における出題教科・科目等について(予告・補遺)」[1]。受験年度の詳細は、東京大学の選抜要項・募集要項で確認してください。
聞き取りを含む120分の中で、要約や英作文などの記述答案を書き切る必要があります。試験中に何度も書き直す余裕は多くないため、普段の添削復習で「最初から設問の要求に沿って書く」判断を身につけておくことが大切です。
1.英語の添削で見る5つの観点
英語の添削は「設問・制約」「内容・意味」「論理・根拠」「文法・語法」「明瞭さ・簡潔さ」の5つに分けて確認すると、何を練習すべきかが明確になります。
添削の指摘をすべて「英語力不足」とまとめると、何を練習すべきか分かりにくくなります。まず、内容の取り違えなのか、論理の不足なのか、文法・語法の問題なのかを区別します。次の表は本記事で使う整理法で、東大の公式採点基準ではありません。
| 確認する観点 | 要約・英作文で見ること | 修正の方向 |
|---|---|---|
| 設問・制約 | 何を、何字・何語で答えるよう求められているか。 | 要求から外れた内容を整理し、指定された形式に合わせる。 |
| 内容・意味 | 本文の主張や和文の意味を保ち、自由英作文では自分の主張を示せているか。 | 読み違いや意味の追加・欠落を直す。 |
| 論理・根拠 | 対比や因果が保たれ、理由と具体例が主張を支えているか。 | 文の役割を整理し、必要なつながりを補う。 |
| 文法・語法 | 主語と動詞、冠詞、数、時制、語の使い方が適切か。 | 誤りの理由を確認し、同じ構造を自分で作る。 |
| 明瞭さ・簡潔さ | 指示語が曖昧でなく、重複を抑え、意図が伝わるか。 | 難しい表現への置換より、意味が明確な文章を優先する。 |
意味が取れない文法の誤りは先に直す必要があります。一方、文法が整っていても設問に答えていなければ、内容の再検討が必要です。実際の指導では、誤りが答案全体に与える影響を見て修正の順序を決めます。
2.東大英語の要約のビフォーアフター|便利さと主張を混同しない
要約では、各文を訳して並べるのではなく、本文の「利点 → 問題点 → 対応 → 結論」という論理関係を保って情報を選びます。
添削前|本文の結論と違う方向へ進んでいる
68字/説明用の答案例
この答案は、冒頭の「情報をすぐに確認できる」という利点を拾っています。しかし、本文が問題にしているのは、答えを写すことで未解決の理解不足が見えなくなることです。最後の「正解を増やすために使うべきだ」という結論は、本文の主張と一致しません。
添削後|利点・問題点・望ましい使い方をつなぐ
69字/改善例の一つ
| 本文の役割 | 残したい情報 | 添削で確かめること |
|---|---|---|
| 導入の利点 | オンラインで説明や情報を素早く確認できる。 | 利点だけを文章全体の結論にしていないか。 |
| 対比・問題提起 | 理由を考えず答えを写すと、理解不足が隠れる。 | 便利さへの留保と、問題が起きる条件を残したか。 |
| 教師の働きかけ | 方法を選んだ理由を問い、理解と支援の必要箇所を確かめる。 | 正誤の確認だけに読み替えていないか。 |
| 結論 | 単に課題数をこなすより、自分の思考を検証するために道具を使う。 | 本文にない自分の意見を付け加えていないか。 |
要約は、各文を短く訳して並べるだけではありません。「利点はあるが、使い方によって問題が生じる。そのため何を確かめるべきか」という関係を保ちます。字数を削るときも、結論と留保を落としていないかを先に点検しましょう。
3.自由英作文のビフォーアフター|理由を具体例で支える
自由英作文では、立場を示すだけでなく、理由と具体例が主張をどう支えるかを書くことで、語数を内容の説明に使えます。
添削前|具体例が主張を十分に説明していない
この答案は76語で、設問に対する立場も示しています。ただし、友人に答えを教わることが、なぜ学習上有益なのかが「useful」「understand」だけでは具体的に伝わりません。末尾にも似た評価が重なり、理由を深めるための語数が使われていません。
添削後|自力で試す・対話する・再検証する流れを示す
改善例は78語です。「常に一人で学ぶことには反対」という立場を保ちつつ、主張を「自学と目的のある対話を組み合わせる」に整理しています。友人に説明することで条件の抜けに気づき、その後に自分で検証する、という具体例を入れました。
| 添削箇所 | 直す理由 | 改善の例 |
|---|---|---|
| studying with others give | 主語は動名詞句Studying with othersなので、現在形の動詞はgives。 | Studying with others gives … |
| many informations | informationは通常、不可算名詞として使う。 | useful information/much informationなど。必要なら内容を具体化する。 |
| my friend tells me an answer | 文法だけでなく、答えを知ることと学習上の利点の関係が説明不足。 | 途中の解答を説明し、条件の抜けに気づく場面へ具体化する。 |
| useful/betterの反復 | 同じ評価を繰り返すだけでは、理由が深まらない。 | 何ができるようになるかを書き、結論で主張へ戻す。 |
上の改善例では内容も組み直しています。添削者の文章をそのまま暗記するのではなく、まず元の答案の文法だけを直し、次に自分の言葉で理由を具体化する、と段階を分けてもよいでしょう。使い慣れない語を増やすことより、意図を正確に書けることを優先します。
4.和文英訳では、原文の意味を保つ
和文英訳では、表現を自由に足さず、原文の条件・程度・否定などの意味を英語で保つことを優先します。
添削前の例
改善例
改善例では「分かったつもり」にthink you understandを使い、「とは限らない」をmay not be able toで表しています。また、an explanationと冠詞を補い、何を説明するのかをthe reasoningで示しています。
cannot alwaysは「必ずしも常にできるわけではない」という意味を表せるため、それ自体を誤りとする必要はありません。ただし、原文の条件や程度がどう伝わるかを文全体で確認します。和文英訳では、自由英作文のように自分の立場や具体例を追加せず、原文の意味を保つことが重要です。
要約は本文の主張を保つ。自由英作文は設問に沿って自分の立場と根拠を書く。和文英訳は原文の意味を保つ。この違いを先に確認してから、表現を修正します。
5.生徒と講師の会話例
以下は要約の答案を振り返る、説明用の架空の会話です。
生徒
本文は読めたと思うのですが、なぜ要約を直す必要があるのでしょうか。
講師
最後の文を確認しましょう。本文は「課題を多く終えること」と「自分の思考を確かめること」の、どちらを重視していますか。
生徒
自分の思考を確かめることです。自分の要約では、速く終える便利さを結論にしていました。
講師
では、便利さと問題点を分けて整理しましょう。そのうえで、教師が何を確認するのか、最後に道具を何のために使うのかをつなげて書き直してみてください。
「もっと自然な日本語にする」だけでは、情報選択の問題は解決しません。本文のどこを根拠に、何を残すかを説明できるようにすることが、添削後の復習につながります。
6.英作文・要約の添削後の書き直しを4段階で進める
添削後は「指摘の分類 → 意味の変化の説明 → 添削を閉じて書き直し → 別の設問で確認」の4段階で復習します。
STEP 1|指摘を、内容・論理・文法などに分ける
それぞれの赤字が何を直しているかを書き添えます。同じ表現に複数の問題がある場合もあります。「内容のずれ」「根拠の不足」「単複の誤り」など、次の練習につながる言葉で記録します。
STEP 2|どのように意味が変わるかを説明する
正しい表現だけを覚える前に、元の文では何が伝わってしまうのかを確認します。要約なら本文の結論とのずれ、英作文なら理由の曖昧さ、和文英訳なら条件や程度の欠落を確かめます。
STEP 3|添削を閉じて、自分の答案を作り直す
元の設問と必要な本文を読み直し、修正例を見ずに書きます。本文を参照してよい課題か、資料なしで確認する課題かは目的に応じて決めます。丸写しではなく、自分で修正の判断ができるかを確認しましょう。
STEP 4|別の設問で、同じ課題が再発しないか確かめる
同じ答案をきれいに書けても、修正例の記憶に助けられていることがあります。別の要約で対比を残せるか、別の英作文で具体例が理由を支えているかなど、最初の課題に絞って確かめます。
答案の種類:____
自分が伝えようとしたこと:____
指摘の種類と理由:____
次から確認すること:____
自力での書き直し:__月__日/できた・要確認
別の設問での確認:__月__日/できた・要確認
7.どこから直すかの判断フロー
- 設問の要求と制約に合っているか。
外れていれば → 内容・形式・字数や語数を確認する。 - 主張や原文の意味を保てているか。
ずれていれば → 本文や和文の根拠へ戻る。自由英作文では自分の立場を整理する。 - 文と文の関係が明確か。
曖昧なら → 対比・因果・具体例と結論のつながりを確認する。 - 文法・語法が適切で、意味が明瞭か。
誤りがあれば → 理由を確かめ、別の文でも同じ構造を使ってみる。 - 自分で書き直し、別の答案にも生かせるか。
できれば → 次の課題へ。再発したら → 指摘の理解と練習方法を見直す。
模試の結果全体を整理したい方は、東大理三の模試復習のやり方もご覧ください。本記事では、要約・英作文で失点した後の答案改善に焦点を当てています。
8.理解を確認する3つの問い
問1.要約の添削前答案は、何を取り違えていましたか。
解答・解説を見る
冒頭の便利さを文章全体の結論として扱い、本文が問題にする理解不足と、思考を検証するという結論を十分に残していませんでした。表現を整える前に、内容の修正が必要です。
問2.Studying with others give us many informations.には、どのような文法・語法上の問題がありますか。
解答・解説を見る
主語が動名詞句なので動詞はgivesです。informationは通常不可算なのでinformationsとはせず、例えばgives us useful informationとします。ただし、文法を直した後も、情報とは何か、主張をどう支えるかを確認します。
問3.和文英訳の答案を分かりやすくするため、原文にない理由を足してもよいでしょうか。
解答・解説を見る
原文にない主張や理由を自由に足すことは避けます。和文英訳では条件・程度・否定などを含む原文の意味を保ちます。自由英作文とは内容の自由度が異なります。
9.東大英語の添削・復習に関するよくある質問
Q.東大英語の試験時間と配点は?
A.東京大学の公表資料では、第2次学力試験の英語は試験時間120分、配点120点で、試験の一部として30分の聞き取り試験が行われます。文科各類・理科各類で共通です。受験年度の詳細は選抜要項・募集要項で確認してください。
Q.文法ミスがなければ、英作文は十分ですか。
A.設問に答えているか、主張と理由がつながっているか、具体例がその理由を支えているかも確認します。文法的に整っていても、内容が要求から外れている場合は修正が必要です。
Q.東大英語の要約は、模範解答と同じ言い回しにする必要がありますか。
A.同じ言い回しである必要はありません。本文の主張と必要な論理関係を保ち、指定字数内で意味が明瞭に伝わるかを確かめます。改善例は唯一の正解ではありません。
Q.難しい単語や構文を使うほうがよいですか。
A.まず自分が意図した内容を正確に伝えられる表現を選びます。使い慣れない表現を増やすより、意味・論理・文法が安定しているかを確認しましょう。
Q.添削された英文は、丸暗記したほうがよいですか。
A.表現を学ぶことは役立ちますが、どの意味や条件で使うかも確認します。添削を閉じて自分の答案を直し、別の設問でも同じ判断ができるか確かめてください。
Q.この記事の字数・語数や添削基準は、東大の公式基準ですか。
A.公式基準ではありません。英文・設問・答案・字数や語数の指定は、添削の観点を示すための本記事のオリジナル教材です。実際の入試では各設問の指示に従ってください。
Q.英語を中心に個別指導を受けられますか。
A.アクシオムは全科目に対応し、科目を絞った受講も案内しています。英語を中心にした受講をご希望の場合は、現在の教材、模試結果、相談したい答案の種類を踏まえてご相談ください。
Q.大手予備校との併用やオンライン受講はできますか。
A.アクシオムは大手予備校との併用に対応しています。授業はオンラインと対面(福岡校)から選べるため、福岡以外にお住まいの方もオンラインで受講できます。答案確認の方法や受講内容は事前にご相談ください。体験授業は有料です。
10.まとめ|東大英語の添削は、赤字を読むところから自分で直すところへ
- 要約・自由英作文・和文英訳の違いと、設問の要求を確認する。
- 内容・論理・文法を分けて、修正の理由を説明する。
- 添削例を閉じて、自分の答案を書き直す。
- 別の設問でも、同じ課題が改善しているか確かめる。
添削の価値は、きれいな修正版を受け取ることにとどまりません。何を読み違え、どの説明が足りず、どんな表現を選び直すのかを把握することで、次の答案を自分で改善する材料になります。
アクシオム東大理三個別指導予備校では、東大理科三類を卒業した医師と、難関大学医学部を長年指導してきたプロ講師が中心となり、マンツーマンの個別指導を行っています。[2] 現在の学力と学習状況に合わせて、英語の弱点補強や答案改善、学習計画についてご相談いただけます。
参考資料・教材について
- 東京大学「令和7年度東京大学入学者選抜(一般選抜)における出題教科・科目等について〔予告・補遺〕」。第2次学力試験(英語)の試験時間・配点・聞き取り試験に関する記述を参照。
東京大学の公表資料(PDF)を見る - アクシオム東大理三個別指導予備校 公式サイト。講師体制、科目を絞った受講、大手予備校との併用、オンライン・対面の授業形式に関する案内を参照。
アクシオムの公式案内を見る
資料確認日:2026年10月19日。英文・設問・答案・会話・チェック項目は本記事用のオリジナル教材・提案例です。入試の試験時間・配点は変更される場合があるため、受験年度の東京大学の公式資料でご確認ください。大学の公式採点基準や、実在の受験生への採点結果を示すものではありません。
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