鉄緑会・大手予備校と個別指導の併用法|東大理三志望者が授業を増やしすぎない使い分け

AXIOM | STUDY STRATEGY

鉄緑会・大手予備校と、
個別指導をどう併用するか。

東大理三を目指す受験生のための、今の学びを生かす使い分けガイド

「鉄緑会や大手予備校に通っているけれど、数学の答案が安定しない」「授業も宿題も多く、個別指導を加えてよいのか迷う」。東大理科三類(理三)を目指す受験生と保護者にとって、今の学習に個別指導を併用すべきかは大切な判断です。

併用を考えるときは、まず今の授業・教材・質問の機会で解決できることを整理します。そのうえで残る課題が明確なら、個別指導を補完的に組み込む方法があります。受講先を増やす前に、それぞれの役割と復習時間を決めることが出発点です。

結論:東大理三志望者が個別指導を併用するときの基本

集団授業を学習の軸として活用し、個別指導には「答案の改善」「理解が止まっている箇所の確認」「学習計画の調整」など、具体的な役割を持たせます。併用するかどうかは、個別授業の後に自力で解き直す時間まで確保できるかで判断しましょう。

この記事でわかること

  • 集団授業・個別指導・自習の役割分担の考え方
  • 個別指導の併用を検討したい場面と、先に見直したい場面
  • 数学・英語・理科・国語で、個別指導に任せる課題の決め方
  • 授業を増やしすぎない週間計画例と、併用の判断フロー
  • 併用を始めた後に確認する3つの変化

アクシオム東大理三個別指導予備校は、大手予備校の授業をベースにした併用や、数学のみ・理科のみといった特定科目の受講に対応しています。[2] 本記事では、授業の重複を減らし、現在の学びを生かす設計例を紹介します。

1.集団授業と個別指導の役割分担

併用では、集団授業を「体系的に学ぶ場」、個別指導を「自分の答案から課題を修正する場」と分けて考えると、内容の重複を防げます。

例えば鉄緑会は公式サイトで、指定校生向けに東大現役合格を目指す中高6年間のカリキュラムを掲げ、1回3時間を原則とする対面の集団指導を行うと説明しています。[1] このように体系立った学習の流れがある場合、併用先で別の教材・進度を一から積み上げると、何を優先するか分かりにくくなることがあります。

そこで、現在の授業を軸にするのか、個別指導を軸に組み直すのかを先に決めます。以下は、集団授業を軸にする場合の役割分担例です。実際の授業内容や質問・添削の仕組みは、学校・塾・予備校やコースによって異なります。

集団授業・個別指導・自習の役割分担例(スマートフォンは横にスクロールできます)
学習の場 役割分担の例 確認したいこと
現在の集団授業 体系的に学び、一定の進度で演習を続ける。用意されている質問・添削・個別対応の機会を活用する。 授業の前提となる知識を理解し、復習まで回せているか。
補完する個別指導 答案や対話からつまずきを特定し、重点課題を修正する。 何を改善するための受講か。既存授業と内容が重なりすぎていないか。
自習・解き直し 解説を見ずに解く、答案を書き直す、日を空けて確かめる。 教わった考え方を、自分だけで使えるようになったか。

例えば、集団授業で解説された数学の問題について、個別授業でも最初から同じ説明を聞くだけでは、復習時間を圧迫しかねません。自分で書いた答案を出発点にして、「どの条件を見落としたか」「なぜその方針を選べなかったか」を確認する、といった目的を持たせます。

2.個別指導の併用を検討したい場面・先に見直したい場面

個別指導の併用が効果を発揮しやすいのは、困っている内容を具体的に言える場合です。学習全体が回っていない場合は、受講を増やす前に原因を調べます。

併用を検討しやすいのは、課題が具体的なとき

  • 授業は理解できるが、自分の答案では論理や根拠が抜ける。
  • 特定の単元で止まり、その先の授業にも影響が出ている。
  • 質問して解決しても、別の問題で同じ失敗を繰り返す。
  • 模試の結果から、どの課題を優先するか決められない。
  • 一部の科目だけ、学校・予備校の学習と別に補強したい。

このような場合は、答案の確認や質問への応答を通じて、改善する行動を具体化できます。ただし、まず現在の受講先で利用できる支援を確認しましょう。鉄緑会も公式サイトで、居残り指導や個人指導、家庭学習のアドバイスに触れています。[1] そうした機会を活用しても残る内容を、個別指導で補うようにします。

先に見直したいのは、学習がすでに回っていないとき

宿題が毎週積み残しになり、授業の復習もできていないなら、最初に「どこで時間がかかっているか」を調べましょう。基礎の抜け、取り組む順序、課題量、通塾時間など、原因によって対応は変わります。

個別指導を使う場合も、滞っている学習の整理や基礎の確認など、目的を絞ります。「不安だから全科目を追加する」という決め方では、授業と宿題の総量がさらに増える可能性があります。

保護者の方へ

「もう1つ塾を増やすか」の前に、本人がどの問題・作業で困っているかを確認してください。授業数や教材数に加えて、解き直せた答案や、繰り返している失敗を見ると、相談内容を具体化しやすくなります。

3.科目別に、個別指導で扱う課題を決める

個別指導の科目は「数学を強化する」ではなく、「どの場面で、何ができていないか」まで具体化して決めます。次のように、教材の範囲と修正する行動を組み合わせて考えます。以下は併用方法の提案例であり、特定の塾の授業内容を評価したものではありません。

科目別の補完指導の設計例(スマートフォンは横にスクロールできます)
科目 困っている状態の例 個別で扱う内容の例
数学 解説は分かるが、初見の問題で最初の方針が立たない。 自分の答案を見ながら条件整理を確認。方針を選ぶ理由を説明し、類題で再確認する。
英語 要約や英作文の修正理由が分からず、同じ指摘が続く。 本文の根拠や文と文のつながりを確認し、添削後に自分で書き直す。
物理 公式は覚えているが、どの法則を使うか迷う。 現象を図にし、対象・向き・法則の適用条件を説明してから立式する。
化学 計算で物質量や条件の対応を取り違える。 反応式・量の対応・操作条件を整理し、立式までの過程を確認する。
生物 考察の方向は合っていても、資料から根拠を示せない。 図表の事実と推論を分け、設問で求められた範囲に絞って答案をつくる。
国語 解答と本文の根拠がつながっていない。 設問の要求と本文の対比・因果などを確認し、根拠に沿って記述し直す。

教材を増やす必要があるかは、この作業の後で判断します。まずは今の学習に含まれる問題で、課題を確認できるかを考えましょう。同じ問題が解けるようになった後は、条件の異なる問題でも考え方を使えるか確かめます。

4.授業を増やしすぎない週間計画例

併用時の週間計画は、「集団授業 → 質問・復習 → 課題の絞り込み → 個別指導 → 自力での解き直し」の順に流れをつくります。ここでは、集団授業で学んだ数学を個別で補完する、説明用の架空例を示します。実際の受講日程や推奨頻度を表すものではありません。学校、他科目、生活時間の予定も含めて調整してください。

集団授業の学びを個別指導につなげる週間計画例(スマートフォンは横にスクロールできます)
時期 取り組むこと 目的
集団授業の前 指定された予習を行い、解けなかった箇所と考えた過程を残す。 授業で確認する点を明確にする。
集団授業の後 解説を踏まえて復習し、利用できる質問の機会で疑問を解消する。 現在の授業・教材を十分に活用する。
個別指導の前 なお自力で解けない問題や、説明できない答案の箇所を絞る。 個別で扱う内容を具体化する。
個別指導の日 つまずいた理由を対話と答案で確認。考え方を修正して書き直す。 誤答の原因と次に変える行動を明確にする。
個別指導の後 資料を閉じて解き直し、後日に類題で確かめる。 指導された内容が自力で使えるか確認する。
週の振り返り 積み残しと再発した失敗を確認し、次週の重点を決める。 学習の総量と優先順位を調整する。

個別授業の時間と、授業後の復習時間を一緒に確保する

例えば週の学習枠の中で90分の個別授業を組むなら、その90分だけでなく、事前の答案整理と事後の解き直しも予定に入れます。オンラインなら通塾の移動を伴わずに受講できますが、授業後に自分で取り組む時間は必要です。

増やす時間を決めたら、何を減らせるかも確認します。目的が重なる追加演習や、理解済みの解説を何度も視聴している時間などがないかを見直します。学校や現在の受講先の課題を調整する必要がある場合は、担当の先生と相談して優先順位を確認しましょう。

予定に空きがなければ、先に総量を調整する。

受講回数を決める前に、学校・予備校・宿題・復習・移動・睡眠を含めた1週間を書き出します。追加後に解き直す時間が残るかを確認してから、受講内容を相談してください。

5.個別指導の併用を決めるまでの判断フロー

併用は「課題の具体化 → 現在の受講先で対応できるか → 解き直しの時間を確保できるか → 開始後の変化」の4段階で判断します。

  1. 何に困っているか、具体例を出せるか。
    まだ曖昧なら → 答案と1週間の学習記録を整理する。
    具体的なら → 次の確認へ進む。
  2. 現在の授業・質問・添削で対応できるか。
    対応できるなら → まずその機会を活用し、自力での再現まで確かめる。
    課題が残るなら → 個別で補う内容を決める。
  3. 個別授業と解き直しの時間を確保できるか。
    難しければ → 教材・演習・予定の総量を見直す。
    確保できれば → 費用・受講条件を確認し、目的を絞って相談する。
  4. 開始後、決めた課題に変化があるか。
    変化が見えれば → 継続する内容と自学へ戻す内容を整理する。
    変化が乏しければ → 原因の見立て・課題量・授業内容を修正する。

併用するかどうかは、「どちらの予備校が上か」だけでは決まりません。今の自分の課題と、各受講先の使い方が合っているかを見ます。費用を比べる際も、授業料だけでなく入学金・管理費などを含む総額と、期待する指導内容を確認してください。

6.生徒と講師の会話例

以下は、個別指導の目的を絞るための架空の会話です。実際の生徒や指導実績を示すものではありません。

生徒

今の予備校の数学は分かるのですが、模試では答案を書き切れません。個別でも別の問題集を進めたほうがいいですか。

講師

まず、書き切れなかった答案を見せてください。方針を決めるところと、決めた方針を答案にするところでは、どちらに時間がかかりましたか。

生徒

方針は浮かびましたが、場合分けの説明に迷いました。普段の復習でも、解答を読んで終わっていることがあります。

講師

それなら、まず今の学習範囲で記述を直してみましょう。授業では説明の抜けを確認し、その後は解答を見ずに書き直す時間を取りましょう。類題でも書けるかを確かめてから、次の課題を決めます。

この例で個別指導が担うのは、解説の追加よりも、本人の答案から説明の抜けを見つけ、修正した答案を自分でつくれるようにすることです。今のカリキュラムを軸にしながら、必要な部分を補います。

7.併用開始後に確認する3つの変化

個別指導の併用が合っているかは、「同じ失敗が減ったか」「自力でできる範囲が広がったか」「他科目の復習が回っているか」の3点で確かめます。

① 同じ失敗が減っているか

添削を受けた直後だけでなく、別の日の問題でも、直した内容を使えているか確認します。「場合分けの条件を落とす」「要約で結論が抜ける」など、最初に決めた課題の変化を記録します。

② 自力で取り組める範囲が広がっているか

個別授業で一緒に解けた問題と、一人で解ける問題を区別します。説明を受ける前に、どこまで自分で進めたかを残すと、次の授業で扱う内容も絞りやすくなります。

③ 復習と他科目が回っているか

重点科目への支援を増やした結果、他科目の復習が崩れていないかも見ます。複数の受講先の課題を一覧にし、積み残しが続くなら、その原因を確認して総量を調整します。

見直しの時期も開始時に決めましょう。例えば数週間取り組んだ段階で、答案の変化と週間計画を確認する方法があります。模試の得点は出題内容にも左右されるため、短期の点数の上下だけで効果を決めつけず、自力でできるようになった内容と併せて判断します。模試の答案の分析方法は、東大理三の模試復習のやり方で詳しく紹介しています。

8.理解を確認する3つの問い

問1.併用を始めるとき、最初に決めるのは受講回数でしょうか。

解答・解説を見る

先に、現在の学習の軸と、個別で補う課題を決めます。その後、復習時間や費用を踏まえて受講内容・頻度を相談します。

問2.集団授業で分からなかった問題は、すべて個別で最初から解説してもらうべきでしょうか。

解答・解説を見る

まず現在の質問・添削の機会を活用し、それでも残る課題を整理します。自分の答案や考えた過程を持ち寄り、どこで理解が止まったかを確認します。

問3.個別授業中に解けるようになれば、併用の効果を十分に確認できたといえますか。

解答・解説を見る

授業後の解き直しや、別の日の類題でも確認します。他科目の学習や復習が回っているかも併せて見ます。

9.予備校と個別指導の併用に関するよくある質問

Q.鉄緑会や大手予備校に通いながら、アクシオムを受講できますか。

A.アクシオムは、大手予備校の授業をベースにした併用に対応しています。現在の学習内容・教材・進度・困っていることを踏まえ、具体的な併用方法をご相談ください。現在通っている塾・予備校の受講条件も、各受講先でご確認ください。

Q.個別指導を始めるとき、今の予備校をやめる必要はありますか。

A.併用を検討する段階で、必ず退塾する必要があるわけではありません。現在の授業が学習の軸として機能しているか、復習まで回っているかを確認し、補完する内容を考えます。

Q.数学だけ、理科だけを補強することもできますか。

A.アクシオムは、数学のみ・理科のみといった特定科目の受講に対応しています。科目名だけでなく、答案のどこを改善したいかを具体化してご相談ください。

Q.個別指導は週何回受講するのがおすすめですか。

A.一律には決められません。課題の内容、現在の授業と宿題の量、解き直しに使える時間、費用を踏まえて相談します。授業を受けた後に自力で確かめる時間も確保しましょう。

Q.今使っている予備校の教材をもとに相談できますか。

A.現在の教材や学習範囲、どの問題で困っているかを相談時にお知らせください。具体的な指導で扱う範囲や方法は、内容を確認したうえでご案内します。

Q.福岡以外に住んでいても、オンラインで併用できますか。

A.アクシオムの授業はオンラインと対面から選べます。対面授業は福岡校に通える方が対象のため、それ以外の地域の方はオンラインでの受講をご相談ください。

Q.体験授業は無料ですか。

A.アクシオムの体験授業は有料で、オンラインまたは対面(福岡校)で受けられます。内容・費用・申し込み方法は、体験授業の案内ページでご確認ください。

10.まとめ|予備校と個別指導の役割を決め、自力で学ぶ時間を確保する

  • 今の授業・質問・添削を活用し、なお残る課題を整理する。
  • 集団授業を軸にする場合は、個別指導で補う内容を明確にする。
  • 個別授業後の解き直しまで含めて、週間計画をつくる。
  • 答案の変化、自力でできる範囲、他科目への影響を確認する。

東大理三を目指す学習では、受講先の数だけでなく、そこで学んだ内容をどこまで自分の力にできるかが大切です。今の学習を生かしながら、つまずいている部分を補い、次の演習で確かめられる形に整えましょう。

アクシオム東大理三個別指導予備校では、東大理科三類を卒業した医師と、難関大学医学部を長年指導してきたプロ講師が中心となり、マンツーマンの個別指導を行っています。[2] 現在の学力・答案・学習状況に応じて、弱点補強や答案改善、学習計画についてご相談いただけます。

参考資料

  1. 鉄緑会「鉄緑会の特色」。指定校生向けの6年間のカリキュラム、対面集団指導(1回3時間原則)、居残り指導・個人指導、家庭学習のアドバイスに関する記述を参照。
    鉄緑会の公式案内を見る
  2. アクシオム東大理三個別指導予備校 公式サイト。講師体制、オンライン・対面の授業形式、特定科目の受講、大手予備校との併用に関するFAQを参照。
    アクシオムの公式案内を見る

資料確認日:2026年10月19日。表・週間計画・会話は、併用方法を考えるための提案例です。各塾・予備校の授業内容・受講条件は、各公式案内でご確認ください。

発信:アクシオム東大理三個別指導予備校
運営:株式会社アクト

当校は東京大学および関連組織とは関係のない民間の教育機関です。

本記事は当校による学習方法の提案です。鉄緑会その他の塾・予備校による監修・推薦・提携を示すものではありません。

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